Dividual Plays Experimental Lab - An installation derived from Dividual Plays
終了
Reactor for Awareness in Motion(RAM)
2010〜2015年度
テクノロジーからダンスを生み出す
ダンサーの安藤洋子氏とともに展開している、ダンスの創作と教育のためのツールを研究開発するプロジェクトです。
あらかじめ決められた振付をそのまま踊ることではなく、踊りを引き出す空間=環境とダンサーとのインタラクション(相互作用)をダンスとして考えたとき、そこからどんな可能性が見えてくるでしょうか?こうした考えがRAMの発想の出発点です。
RAMで開発した一連のシステムを用いれば、身体の動きをリアルタイムに、そして手軽にコンピューターへと取り込み、処理することができます。例えば、このシステムを用いて自分の身体が上下逆さまになったようなアニメーションを表示したとしましょう。このとき、このアニメーションを見ながら動くことで、自分と空間との関係がイメージの中で大きく変わるような体験をすることになります。こうした経験が、いままで無意識に持っていた自らの身体に対するイメージや感覚を見直すきっかけになり、身体の可能性を拓くことにつながるのです。
これまでの流れ
2010年度から2012年度にかけて、テクノロジーとダンスの専門家が集い、ツールの研究開発をおこないました。その結果、安価な慣性式モーションキャプチャーシステム「MOTIONER」と、それを扱うためのソフトウェア「RAM Dance Toolkit」が完成。オープンソースソフトウェア&ハードウェアとして両者を公開しました。
2013年度からは、シンポジウムや開発したツールを用いたワークショップの開催などを通じてフィードバックを収集し、それらをもとに2015年1月にはダンス作品「Dividual Plays」を制作、発表しました。その後は「Dividual Plays」の巡回公演をおこなうとともに、教育プログラムへの展開など、新しい身体感覚の発見を促す機会を幅広い層に向けて提供していきました。
これまでの取り組み
2015年度
2014年度
2012年度
メンバー
関連イベント
ソフトウェア/ハードウェア
2011年度
基本情報
実施期間 | 2010〜2015年度 |
関連イベント | 7 |
作品/展示物 | Dividual Plays―身体の無意識とシステムとの対話 Reacting Space for Dividual Behavior |
ソフトウェア/ハードウェア | RAM Dance Toolkit MOTIONER |
論文 | Dividual Plays Experimental Lab - An installation derived from Dividual Plays |
特設ウェブサイト | http://ram.ycam.jp |