山口情報芸術センター[YCAM]
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山口情報芸術センター[YCAM]

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LIFE—WELL

野村萬斎+坂本龍一+高谷史郎

  • 2013
  • パフォーミングアーツ
  • YCAM委嘱作品
  • 世界初公開
撮影:イトウユウヤ(YCAM)
撮影:イトウユウヤ(YCAM)
撮影:イトウユウヤ(YCAM)
撮影:田邊アツシ
撮影:田邊アツシ
撮影:田邊アツシ
撮影:田邊アツシ
撮影:田邊アツシ
撮影:田邊アツシ
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1

古典芸能とメディアアートのコラボレーション

YCAM10周年記念祭のテーマである〈アート〉〈環境〉〈ライフ〉に対して、能楽から応答するパフォーマンス。

会場には坂本と高谷が2007年に発表したインスタレーション「LIFE — fluid, invisible, inaudible…」で用いられる9つの水槽がグリッド状に吊られている。それぞれに水が湛えられ、ときに人工的な霧で満たされる。その霧をスクリーンとして、この公演のために撮影された高谷史郎の映像が効果的に映しだされる。
これらの水槽と、舞台奥に設置されたスクリーン以外に大きな舞台セットはなく、能舞台も、客席と同じ高さの床面に照明によって現われる。さらに橋掛かりや、舞台の四方を囲む柱もワイヤーと照明によって表現され、客席から舞台奥までが見通せる特別なしつらえが準備されている。これは野村萬斎を中心に古典作品を上演するために必要な機能を抽出し、高谷とYCAMによって、工夫や演出を試みた結果である。

公演は2部構成に別れており、第1部では、狂言「田植」、舞囃子「賀茂 素働」、素囃子「猩々乱」といった古典演目が新しい演出によって上演される。これらの演目には、水や大気が田畑や雲、海洋へと変化していく様が描かれており、「LIFE — fluid, invisible, inaudible…」をはじめとする、坂本の作品において重要な要素とも共鳴し合っている。そして第2部「LIFE – WELL」では、能楽に影響を受けたアイルランドの詩人・劇作家であるW.B.イェイツの戯曲「鷹の井戸」や、さらにそこから生まれた能楽作品「鷹姫」が登場する。本作では、戯曲「鷹の井戸」と能「鷹姫」がシームレスに融合しており、前半では、野村萬斎による戯曲の朗読と、坂本龍一の即興演奏のセッションを展開し、後半からは能の世界に移行。朗読者の野村が現代服のまま能「鷹姫」の主人公・空賦麟(=クーフリン)を演じる。演目だけでなく、坂本と囃子方の即興的なセッションが象徴するように、能が橋渡しを担った東と西の文化を、現代人の私たちから見つめる新たな視点を提示する。

全演目を通してあるのは、私たちの祖先が持っていた超常的な存在を含む自然への親しみや驚嘆、そして畏敬の念である。さらに19世紀末から20世紀初めに書かれたイェイツ作品では、すでにそれを失いかけているが故に、強く求めてやまない人の姿が描かれており、こうしたさまざまな文化背景を持った芸術を行き来しながら、未来の歴史と環境への想像力を観るものに喚起する。

「鷹の井戸」と「鷹姫」

20世紀初頭にイェイツは、能の翻訳テクストに出会い、舞踊、詩、音楽が一体となって構成され、さらに超越的な存在の登場する能に魅せられていき、1916年に「鷹の井戸 (At the Hawk's Well) 」を上演するに至る。この「鷹の井戸」は能楽研究者・横道萬里雄によって実験的な新作能「鷹姫」(1967年)として上演されている。

プロフィール

野村萬斎

狂言師

1966年生まれ。人間国宝野村万作の長男祖父故6世野村万蔵及び父に師事。重要無形文化財総合指定保持者。東京芸術大学音楽学部卒業。「狂言ござる乃座」主宰。国内外の狂言・能公演はもとより、現代劇や映画の主演、古典の技法を駆使した作品の演出、NHK「にほんごであそぼ」に出演するなど幅広く活躍。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問うている。芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞、2012年度芸術祭優秀賞を受賞。著書に「MANSAI◎解体新書」(朝日新聞出版)、「狂言サイボーグ」(日本経済新聞社)等がある。世田谷パブリックシアター芸術監督。

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坂本龍一

音楽家

1952年生まれ。1990年よりニューヨーク在住。78年にアルバム『千のナイフ』でデビュー、同年YMOに参加。YMO散開後、数々の映画音楽を手がけ、作曲家としてアカデミー賞を受賞するなど世界的な評価を得ながら常に革新的なサウンドを追求している。99年に制作したオペラ「LIFE」以降は、環境・平和・社会問題に言及することも多く、2001年に発生した同時多発テロをきっかけに、論考集「非戦」を監修。また同年、自然エネルギー利用促進を提唱するアーティスト団体「artists' power」を創始した。さらに、2006年には六ヶ所村核燃料再処理施設稼働反対を表明し「stop-rokkasho.org」を開始。07年7月には有限責任中間法人「more trees」の設立を発表し、温暖化防止についての啓蒙や植樹活動をおこなうなど活動は多岐に渡っている。また、06年には新たな音楽コミュニティの創出を目指し「commmons」を設立。09年には、国連環境計画が世界環境デーの一環として実施する「ECHO Festival」において、音楽活動の現場における積極的な環境配慮への取り組みに対して「Echo Award」を受賞。さらに同年7月にはフランス共和国文化省より芸術文化勲章オフィシエを受勲する。このほか10年には文化庁より芸術選奨文部科学大臣賞を授与されるなど、活動全般において世界各国で高い評価を受けている。11年に発生した東日本大震災に際しては、被災地復興支援プロジェクトとして「LIFE311 by more trees」、「kizunaworld.org」、「こどもの音楽再生基金」を立ち上げるなど、さまざまな活動を続けている。

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高谷史郎

アーティスト

1963年生まれ。1984年からアーティストグループ「ダムタイプ」の活動に参加。様々なメディアを用いたパフォーマンスやインスタレーション作品の制作に携わり、世界各地の劇場や美術館等で公演/展示を行う。1998年からダムタイプの活動と並行して個人の制作活動を開始。マルセイユ・フェスティバル、東京・新国立劇場、台北・國家兩廳院での公演や、ポンピドゥーセンター・メッス(フランス)、シャルジャ・ビエンナーレ(UAE)などでの作品展示、東京都写真美術館での個展等。また、中谷芙二子、野村萬斎、十五代樂吉左衞門らとのコラボレーション作品も多数。2021年6月、坂本龍一との新作公演「TIME」をオランダ・フェスティバルで世界初演。2022年ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展でダムタイプが日本代表作家として日本館で展示予定。

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クレジット

演出・構成:野村萬斎、坂本龍一、高谷史郎
映像:高谷史郎

狂言 田植

シテ(神主):野村萬斎
立衆(早乙女):高野和憲、中村修一、内藤連
後見:飯田豪
笛:一噌隆之
小鼓:大倉源次郎
大鼓:亀井広忠
太鼓:小寺真佐人

賀茂 素働

シテ(別雷神):梅若紀彰 地謡:上野雄三、山本博通、梅若基徳、鷹尾章弘
笛:一噌隆之
小鼓:大倉源次郎
大鼓:亀井広忠
太鼓:小寺真佐人

猩々乱

笛:一噌隆之
小鼓:大倉源次郎
大鼓:亀井広忠
太鼓:小寺真佐人
ピアノ:坂本龍一

鷹の井戸

作:ウィリアム・バトラー・イェイツ
邦訳:松村みね子

鷹姫

作:横道萬里雄
節付:観世寿夫
朗読者・空賦麟:野村萬斎
シテ(鷹姫):梅若紀彰笛:一噌隆之
小鼓:大倉源次郎
大鼓:亀井広忠
太鼓:小寺真佐人地謡(岩):上野雄三、山本博通、梅若基徳、鷹尾章弘、高野和憲、中村修一、内藤連、飯田豪
ピアノ:坂本龍一

湖の島イニスフリー

作:ウィリアム・バトラー・イェイツ
邦訳:高松雄一

ドラマトゥルク:原瑠璃彦
テクニカル・マネージャー:岩田拓朗(YCAM)
プロダクション・マネージャー:クラレンス・ン(YCAM)
プログラミング:古舘 健
音響:zAk、伊藤隆之(YCAM)、西村悦子(YCAM)
照明:高原文江(YCAM)、池辺 茜、キム・ジウォン
映像技術:大脇理智(YCAM)、今野恵菜(YCAM)
テクニカルサポート:三浦陽平(YCAM)、山元史朗、平林 慎
コーディネーション:大村智子(YCAM)、木村奈緒(YCAM)
広報:田中みゆき(YCAM)、澤田知美(YCAM)
ドキュメンテーション:丸尾隆一(YCAM)、渡邉朋也(YCAM)

スーパーバイズ:阿部一直(YCAM)
企画制作:竹下暁子(YCAM)、塩見直子(YCAM)

上演イベント

野村萬斎+坂本龍一+高谷史郎能楽コラボレーション

LIFE–WELL

終了

2013年10月22日(火)

関連リンク

パフォーミングアーツ

120

野村萬斎の作品

1

坂本龍一の作品

6

高谷史郎の作品

10

2013年の作品

31

アーカイブ

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