布の上をスキャンするように移動するバーは、保冷材を内包しており布を局所的に冷却する。冷却された箇所には、鮮やかな色のパターンが現れ、またしばらくすると温度の上昇に伴い、白へと戻る書き換え可能な柄を持つ布として、あるいは周囲の環境(温度変化)に応答する布として展開可能性を探る取り組みである。
特定の温度に達すると変色するロイコ染料を塗布した箔を織り込み、柄の色が動的に変化する布。
慶應義塾大学筧康明研究室/JST ERATO 川原万有情報網プロジェクト
特定の温度に達すると変色するロイコ染料を塗布した箔を織り込み、柄の色が動的に変化する布。
布の上をスキャンするように移動するバーは、保冷材を内包しており布を局所的に冷却する。冷却された箇所には、鮮やかな色のパターンが現れ、またしばらくすると温度の上昇に伴い、白へと戻る書き換え可能な柄を持つ布として、あるいは周囲の環境(温度変化)に応答する布として展開可能性を探る取り組みである。
2008年、慶應義塾大学SFCに創設。メディアデザイン/メディアテクノロジー分野にとどまらず、領域横断的な研究や表現活動に取り組む。『Activating the Physical』というキーワードのもと、物質(Atoms)と情報(Bits)が深く融合し、結合した新たなメディア・環境と人間との関係性(インタラクション)、およびそれがもたらす未来を見通し、体験できる形で具現化する。2015年より、JST ERATO 川原万有情報網プロジェクトに参画し東京大学と連携のもと、IoTを基盤として自然物と人工物の生態系の新たなつながりを形成するための研究活動をおこなう。