西村雄一郎 | にしむら・ゆういちろう
映画評論家/ノンフィクション作家
1951年佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオ作品を演出。85年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により「佐賀新聞文化奨励賞」を受賞。現在佐賀大学で教鞭をとる。佐賀新聞のコラム「シネマトーク」は47年目を超え、新聞単独連載の記録を更新中。2010年、モスクワ国際映画祭の「黒澤明シンポジウム」に招待され、日本代表として講演を行った。文京シビックセンターでは毎月上映の映画解説、東京国際映画祭では黒澤作品の解説を毎年続けている。
著作は「黒澤明 音と映像」(立風書房)、「殉愛 原節子と小津安二郎」(新潮社)、「一人でもできる映画の撮り方」(洋泉社)、「巨匠たちの映画術」(キネマ旬報社)、「輝け!キネマ 巨匠と名優はかくして燃えた」(ちくま文庫)、「君は『七人の侍』を見たか?」(ヒカルランド)、「北の前奏曲 早坂文雄と伊福部昭の青春」(音楽之友社)ほか多数。現在、「武満徹・映画音楽家(仮題)」(ヤマハミュージック)を執筆中。