オロン・カッツ
アーティスト/リサーチャー/キュレーター

西オーストラリア大学先端研究所(Institute of Advanced Studies)アカデミック・リード/ディレクター。同大学にて生物芸術研究センター「SymbioticA」を2000年に共同設立し、2024年までディレクターを務めた。現在は同大学から独立したラボとして活動を継続している。
1996年、イオナット・ズールとともに「ティッシュ・カルチャー&アート・プロジェクト(Tissue Culture and Art Project)」を立ち上げ、生物芸術分野を代表するプロジェクトとして高く評価されている。ヨハネスブルグ大学アート&デザインリサーチセンター「Visual Identities in Art and Design Research Centre」客員教授を務めるほか、ハーバード大学医学部リサーチフェロー、スタンフォード大学芸術・美術史学部客員研究員、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)における「Contestable Design」特任教授などを歴任。これまで十数回にわたり展覧会のキュレーションを手がけ、数多くのアートプロジェクトやパフォーマンスを制作してきた。作品は、ポンピドゥー・センター、ニューヨーク近代美術館(MoMA NY)、森美術館、アルス・エレクトロニカ、国立中国美術館など、世界各地の美術館で展示・収蔵されている。また、その研究や活動は、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、Wired、Time、Newsweek、Nature、Science などの主要メディアのほか、テレビ、ラジオ、新聞、オンラインメディアでも広く紹介されている。