ハンナ・シビル・ミュラー
ハンナ・シビル・ミュラーは、ティオティアケ=ムーニヤン=モントリオールを拠点に活動する振付家、そして、母親である。彼女は身体と言語が持つ不可思議で、魔術的で、日常的な力に魅了されており、芸術実践も動きと言葉の相互関係に焦点をあてている。また、作品を通じて、人間同士の協働だけでなく、人間以外の生命との協働の可能性をどう広げられるかを問いかけている。
詩人エリン・ロビンソンと共作した『多形態微生物の身体』(OFFTAフェスティバル、2023年)では、詩的言語と振付の動きが微生物の世界にどう寄り添えるかを探った。現在進行中のプロジェクト『振付的庭園』では、この研究を植物の領域へと広げ、共同制作者たちと共に、植物的に思考し、動き、存在するとはどういうことかを植物から学んでいる。 ドイツ出身のミュラーは、ロッテルダム舞踊アカデミーでダンスを学び、2012年にベルリン芸術大学でメディア研究の学位を取得した。パフォーマンス、身体的探究、エコロジカルな思考を融合させた彼女の作品は、人間を超えた世界における私たちの在り方を再考する手段として振付を提示している。