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「Choreography filmed: 5days of movement」テスト撮影(2010)

白井 剛×YCAM ビデオダンス制作プロジェクト
「Choreography filmed: 5days of movement」

白井 剛(振付家・ダンサー)
日付/時間 :
2010年8月-2011年 1月
YCAMとアーティストが共同で制作するオリジナル映像作品
全撮影素材をライブで公開。今日的な「映像と身体」の可能性を問う。

山口情報芸術センター[YCAM]では、身体表現と現在の映像文化を見据えた新たな表現を探求することを目的とし、開館以来2作目となる映像作品(ビデオダンス作品)の制作に取り組みます。
本プロジェクトは、振付家・ダンサーの白井剛の代表作であるダンス作品「質量,slide, &.」(2004年初演)のアイデアをもとに、YCAMとアーティストが共同で映像作品へと再構成する試みです。約半年間のプロジェクトでは、5日間にわたって撮影される映像をインターネット上で中継し、その全撮影素材を公開するほか、2011年1月には、アーティストをむかえた新作の発表上映会をおこないます。 こうした映像作品の制作から発表までの過程を通し、映像が描写する身体と、映像構成としての振付けが生み出す新しいダンス/映像表現を追求します。さらに、撮影や編集といった技術のあり様、配信や閲覧といった視聴環境までをも視野に入れた映像とダンスの今日的な関係についても検証していきます。
※プロジェクトの過程については、特設webサイトhttp://c-filmed.ycam.jp/ にて公開しております。[8月23日(月)公開予定]

インターネット中継
日時:8月24日(火)-28日(土) 各日13:00-20:00
http://c-filmed.ycam.jp/
出演:白井剛(振付家・ダンサー)
※8月24日(火)は休館日のため、お問い合わせ等に対応できない場合がございます。ご了承ください。
新作映像作品上映会
2011年1月23日(日)14:00
会場:山口情報芸術センター[YCAM]スタジオC
出演:白井剛  ※特別ゲストあり

※1月22日(土)、23日(日)を予定しておりました上映会の開催日程を、事業の都合により1月23日(日)のみに変更いたしました。また、上映作品の一部が変更となっております。あらかじめ、ご了承ください。

カメラが捉える身体。映像の中に立ち上がるダンス。
撮影・編集・上映・公開から、身体表現を構想する。
多様化する映像文化を見据え、新たなダンス言語を見出すプロジェクト



白井 剛×YCAM ビデオダンス制作プロジェクト
「Choreography filmed: 5days of movement」テスト撮影より(2010)


本プロジェクトの基本コンセプトとなるダンス作品「質量,slide, &.」(2004年/構成・演出・振付・出演:白井 剛)は、舞台上に配された様々な物(角砂糖やボーリングの球など)と関わるダンサーの身体、そこに発生するダンスが印象的な作品です。身体がもつ「質量」のあり様を「物」と接触することで確かめていくダンサーの動きには、身体を投げ出すような暴力性、そして舞台上の静物をなぞるような繊細さが溢れています。
今回のプロジェクトでは、ダンス作品と同様に、物と身体との関わりから見えてくる「質量」に注目し、それらを映像表現によって鮮烈に描き出します。物の移動や身体の動きを多角的に撮影し、不思議な浮遊感覚と力学のダイナミズムを表現するほか、編集/加工を通じ、ダンスにおける振付けの可能性をも組み込んでいきます。映像がもつ臨場感は、身体の微細な動き、物の重さ、手触り、温度など、舞台作品とは異なるダンスの表情を描写し、ダンサーの身体を共有するような主観的な感覚をも伝えていきます。

※「撮影されるコレオグラフィー ― ムーブメントが映す5日間」という意味をもつプロジェクトタイトルは、ダンサーのムーブメント(動き)と、映像の中のコレオグラフィー(振付)について検証し、「映像と身体」の今日的な可能性を探る意図が込められています。


白井 剛「質量, slide, &.」(2004) photo: Toshihiro Shimizu


身体とダンス、編集と振付、ユーザーと観客、アクセスと体験...。
現在の映像と、それを取り巻く視聴環境/制作環境に、
ダンス表現をなぞらえる


本プロジェクトでは、映像表現によるダンスの描写だけでなく、現在の映像を取り巻く視聴環境/制作環境からもダンス表現のあり様を検証します。
撮影する全映像素材をインターネット上で中継し、ダンスとして構成される以前の身体、さらには振付における偶然性や即興性といった白井剛の固有の表現を開示します。新作映像作品の発表後には、作品とすべての撮影素材を公開し、振付家・ダンサーの視点から創作された映像作品と、映像の中でダンスが生まれる瞬間の記録とを対峙させる、新しいパフォーミングアーツの体験を提示します。

■撮影される身体
―7時間×5日間におよぶ全撮影素材を、インターネット中継

計35時間にわたって撮影するカメラの映像全てをライブに見ることができる視聴環境。カメラを経由し、不特定多数のユーザー(視聴者)に対峙するダンサーの身体、そしてユーザーが体験するダンスとは...? 多様化する映像文化を背景に、配信/閲覧が身近になった現在における映像表現とダンスの可能性、ダンス作品を鑑賞することの意味について検証します。

■振付けられる映像
―アーティスト自身による編集/加工、そして全素材の公開

アーティスト自身によって編集/加工がなされる映像。撮影の時間とともにデータとして蓄積されたムーブメントを前に、どのような振付、映像としてのダンスが生み出されるか。作品の上映発表後には、未編集の全撮影素材と完成した映像作品、さらに作品のタイムラインなどを公開し、映像が可能にするダンス表現の多様性とその制作プロセスについて検証します。



主催:財団法人山口市文化振興財団
後援:山口市、山口市教育委員会
協力:ハイウッド
企画・制作:山口情報芸術センター[YCAM]