カールステン・ニコライ+マルコ・ペリハン 新作インスタレーション「polarm[ポーラーエム]」
- 日付/時間 :
-
2010-11-13(土)-2011-02-06(日)10:00-19:00
- 休館日 :
- 火曜日(祝日の場合は翌日)、12月28日-1月4日
- 場所 :
- スタジオA /
- 料金 :
- 入場無料
※展覧会特設サイト http://polar-m.ycam.jp/
アーティストの画期的なコラボレーションによる10年単位の環境観測。
放射線データに着目し、人間存在と環境への新たな眼差しを提示する。
本展は、世界的に活動を続けるカールステン・ニコライ(ドイツ)とマルコ・ペリハン(スロヴェニア)の2人のアーティストがコラボレーションし、10年に1度、それぞれの時代の最新の情報技術から、空間/時間への感覚の変化を捉える環境観測の方法を提案し、インスタレーション作品として展示するものです。
2000年には、展覧会「polar[ポーラー]」が日本で初公開され、「情報としての地球」「環境への眼差し」を強調する先見的なアイデアは、「アルス・エレクトロニカ」(オーストリア、リンツ)にて、ゴールデン・ニカ(大賞)を受賞など、国際的にも高く評価されました。
それから10年を経た本展では、高度情報化が浸透した社会を探索する方法として、放射線データに着目しています。人間社会に留まらないすべての存在を、放射線データとの関係から描き出す独自のプラットフォームを提示し、映像やサウンドによって可視化する作品は、情報が組織する新たな環境への体験をもたらします。
アーティストの画期的なコラボレーションによる10年単位の環境観測。
放射線データに着目し、人間存在と環境への新たな眼差しを提示する。
本展は、世界的に活動を続けるカールステン・ニコライ(ドイツ)とマルコ・ペリハン(スロヴェニア)の2人のアーティストがコラボレーションし、10年に1度、それぞれの時代の最新の情報技術から、空間/時間への感覚の変化を捉える環境観測の方法を提案し、インスタレーション作品として展示するものです。
2000年には、展覧会「polar[ポーラー]」が日本で初公開され、「情報としての地球」「環境への眼差し」を強調する先見的なアイデアは、「アルス・エレクトロニカ」(オーストリア、リンツ)にて、ゴールデン・ニカ(大賞)を受賞など、国際的にも高く評価されました。
それから10年を経た本展では、高度情報化が浸透した社会を探索する方法として、放射線データに着目しています。人間社会に留まらないすべての存在を、放射線データとの関係から描き出す独自のプラットフォームを提示し、映像やサウンドによって可視化する作品は、情報が組織する新たな環境への体験をもたらします。
11月13日(土)
オープニングを記念し、豪華ゲストによるイベント、開催決定!
■日独交流150周年記念事業
国際シンポジウム「アートから環境へ」
13:00-16:00 入場無料
出演:カールステン・ニコライ、マルコ・ペリハン、アンドレアス・ブレックマン(ドルトムントU館長)ほか
モデレーター:四方幸子(ゲストキュレーター)、阿部一直(YCAM)
※逐次通訳あり
詳細:
■YCAM sound tectonics #8
オーディオビジュアルコンサート「raster-noton evening」
19:00開演(30分前開場)
出演: cyclo.[カールステン・ニコライ+池田亮司]、byetone[オラフ・ベンダー]、nibo
ゲスト:クリストファー・ウィリッツ
料金:前売 一般3,000円/any 会員・特別割引2,700円 当日 3,500円(オールスタンディング/300名限定)
詳細/チケットのお求めについては、sound tectonics #8 オーディオ・ビジュアルコンサート 「raster-noton evening」をご覧ください。
アートからの長周期的な環境観測
2000年「polar[ポーラー]」 から10年を経て生まれる
2010年「polarm[ポーラーエム]」
「polar」とは、対極・極点を示し、本展においては、現実の空間と情報ネットワーク空間を関係づける、地球の電磁場や磁極を意味します。さらには、地球環境、情報環境を10年ごとの長周期で定点観測し、未知なる極地としての環境を探索する意図が含まれています。
アーティストのカールステン・ニコライとマルコ・ペリハンは、1997年に出会って以来、「polar[ポーラー]」でのコラボレーションをおこない、私たちがいま生きている環境と、その変化を巨視的・微視的に捉え続けています。本展でも、科学的知見や常識だけでは捉えがたい世界観や空間/時間の変容を、アートによる感覚や体験、さらには、情報を媒介とするメディア表現の機能によって明示します。不可視のデータから映像やサウンドを形づくる新作インスタレーションからは、これまでにない環境のあり方が見えてきます。
2000年の展覧会「polar[ポーラー]」から10年を経た今回の「polarm[ポーラーエム]」では、現在における最新の情報技術を応用しつつ、自然環境、社会環境、情報環境の関係性を考慮する新たな表現への方法が試されます。たえず変動する環境創造のプロセスを、地球の電磁環境、生態系から捉えるために、本展では「放射線(Radiation)データ」に着目し、これまでとは異なる新たなアイデアによって、インスタレーションを構成しています。
作品について
新作「polarm[ポーラーエム]」―放射線データによる関係世界
地球の電磁波から派生する環境を、放射線データから捉える
新作インスタレーション「polarm[ポーラーエム]」(YCAM委嘱作品)は、左右対称に設置された7m四方の2つのキューブ状の構造体と、3つのオブジェから構成されます。これは、地球上の電子的文明の発生源と、それを取り巻く生態系を含む環境を、私たちが感覚するための装置として機能します。
作品空間では、体験者を含むすべての存在が放射線との関係からセンシングされ、それをもとにインスタレーションは常に変動を続けます。そのプロセスは、微細なグラフィックの映像や特殊なサウンドによって空間全体を変容させ、「放射線(radiation)データによる関係世界」が描き出されます。体験者は、片方の構造体の内部には入れますが、もう1つには入れず、外側からしかうかがうことができません。この2つの構造体の関係はアーティストの投げかけた問いのひとつとなっています。
メディアテクノロジーとともに、物質的/非物質的な自然現象を導入した本作は、絶えず変動を続ける不可視のデータを知覚可能な表現へと還元する、これまでにない発想のインスタレーションです。作品空間の変容から、新たな環境のあり方を体験することができます。
主催:財団法人山口市文化振興財団
後援:山口市、山口市教育委員会
助成:スロヴェニア共和国文化省、カルフォルニア大学芸術研究所
協賛:株式会社資生堂
製作協力:カルフォルニア大学サンタバーバラ校メディアアーツ・アンド・テクノロジー・プログラム、ZAVOD PROJEKT ATOL
機材協力:財団法人高輝度光科学研究センター (JASRI)
技術協力:YCAM InterLab
企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]
日独交流150周年記念事業 国際シンポジウム
共催:ドイツ文化センター・大阪
YCAM sound tectonics #8「raster-noton evening」
平成22年度優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業
キュレーター:四方幸子(ゲストキュレーター)、阿部一直(YCAM)